Scratch【中級】

【中級者向け】ピンポンゲームの作り方(第16回)

対象:中級者向け
ブロック数:59こ

完成品の確認

操作方法

左キー:パドルを左に移動
右キー:パドルを右に移動

たまを落とさずにパドルで拾いながら、上部15このターゲットをすべて壊したらゲームクリアです。

準備をしよう

下のURLをクリックして、スクラッチを開いてください。
https://scratch.mit.edu/projects/860910513/editor

プログラミングする

「パドル」のプログラム

初めの設定、左右に移動

下のプログラムを入れて下さい。

最初の位置は、画面中央の下の方に設定します。

その後、「ずっと+もし」で、左右キーで左右に動く、を作ります。

プログラム確認

緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。

  • 「パドル」が画面中央の下の方に出てくる
  • 左キーをおすと、左に動く
  • 右キーをおすと、右に動く

「パドル」のプログラムはこれで完成です。

「ボール」のプログラム

初めの設定

下のプログラムを入れて下さい。

ここでのポイントは、向きを「-80から80までの乱数」度にしていることです。

これで、上方向のランダムな向きが設定されます。

ピンポンの動き、ゲームオーバー

下のプログラムを追加して下さい。

先ほど決まった向きの方にずっと10ずつ進ませていきます。「端に触れたら、跳ね返る」ことによって、壁でバウンドするようになります。

「y < -168」の処理は、ボールが下端に行った時の処理で、ゲームオーバーにしています。

パドルに触れたときの動き、ゲームクリア

下のプログラムを入れて下さい。

「パドル」に触れたら、メッセージ「ぶつかったら」を送っています。メッセージの先で、具体的に「バウンドする」動きを作っています。

変数「カウント」が「15」になったら、ゲームクリアになるようにしています。カウントは、後で「ターゲット」を壊したときに「+1」されるように作ります。

パドルでバウンドする

下のプログラムを追加して下さい。

「180 – 向き」という計算をしていますが、これはもとの角度の対称の角度を求める計算です。

例えば、ボールが左上から右下に向かって進んでいる場合、角度は120度ほどになります。

「180度」からこの角度を引くと、「180 – 120」=「60」になりますが、これはちょうどバウンドした後の対称の角度になります。

プログラム確認

緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。

  • 「ボール」が上向きのランダムな向きに飛んでいく
  • 左・上・右端に当たると、バウンドする
  • 下端に当たると、ゲームオーバーになる
  • 「パドル」に当たるとバウンドする

「ボール」のプログラムはこれで完成です。

下のプログラムを入れて下さい。

「ターゲット」のプログラム

初めの設定、クローンの生成

下のプログラムを入れて下さい。

まずは位置を「x -170, y125」にしています。

その後、「3回繰り返す」の中に「5回繰り返す」が入っています。5回繰り返しているのは、横に並べる処理です。クローンを作って、xを85ずらす、という処理を5回繰り返すことで、横に5つ並びます。

上記で横の並びが1つできたら、再度xを「-170」に戻して、yを「-50」ずらしています。ここのずらしで縦を2段目に移しています。

この処理を3回やっているので、縦3×横5のクローンを作ることができます。

クローンの動き

下のプログラムを入れて下さい。

クローンは、特に動かさずに当たり判定だけ作っておきます。ボールに当たったら、カウントを1上げます。同時にメッセージ「ぶつかった」も送っているので、「ボール」が跳ね返ります。

プログラム確認

緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。

  • ゲームスタートすると、「ターゲット」が縦3×横5の数現れる
  • 「ターゲット」が「ボール」に当たると、音が鳴ってカウントが上がって、消える
  • その際、「ボール」は跳ね返る(バウンドする)
  • 変数「カウント」が「15」になると、ゲームクリアになる

「ターゲット」のプログラムはこれで完成です。

おめでとうございます。これでゲーム完成です。

すべてのプログラム(完成コード)

リミックスのポイント

「ボール」の速さを変える

下の数字を変えてみましょう。「ボール」の進むスピードが速くなります。

「ターゲット」が縦に「4」つになる

下のようにプログラムを追加しましょう。「ターゲット」が縦に「4」つになります。

今回は、中級の第16回ということで、「ピンポンゲーム」を紹介しました。次回もお楽しみに♪

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