Scratch【中級】

【中級者向け】クイズゲームの作り方(第10回)

対象:中級者向け
ブロック数:61こ

完成品の確認

操作方法

文字入力:文字が入る
エンターキー:決定

5つのクイズが出されるので、それぞれ「ひらがな」で答えます。5問中いくつ正解できるかを競います。

準備をしよう

下のURLをクリックして、スクラッチを開いてください。
https://scratch.mit.edu/projects/815042440/editor/

プログラミングする

「ケンちゃん」のプログラム(リストの設定)

初めの設定(リスト)

まずは、「問題」と」「答え」のリストを作りましょう。

リストについては、別の記事で詳しく解説しています。

リストについて

下のプログラムを入れて下さい。

リストの中身は隠しておきます。

リストにデータを入れる

リスト「問題」とリスト「答え」に、それぞれデータを入れていきます。

下のプログラムを入れて下さい。

リスト「問題」

<問題>

  • 信号は、赤・黄、あとは?
  • おたまじゃくしが大人になると、何になる?
  • 鼻が長い動物といえば?
  • アイスクリームの味といえば、チョコとストロベリー、あとは?
  • 5科目といえば、国語・算数・理科・社会、あとは?
  • 足が速い動物といえば?
  • ひよこが大人になると、何になる?
リスト「答え」

<答え>

  • あお
  • かえる
  • ぞう
  • ばにら
  • えいご
  • ちーたー
  • にわとり

2つのリストには、対応したデータを入れています。

例えば1番目なら、「信号は、赤・黄、あとは?」→「あお」という具合です。

プログラム確認

緑の旗を押した後、リストの中身を確認してください。以下が確認できればOKです。

  • リスト「問題」に7つのデータが入っている
  • リスト「答え」に7つのデータが入っている

リスト設定のプログラムはこれで完成です。

「ケンちゃん」のプログラム(クイズ)

初めの設定

3つの変数を使いますので、作っておいてください。

  • 変数「選ばれた番号」
  • 変数「正解数」
  • 変数「番目」

できたら、下のプログラムを入れて下さい。

ここでは各変数を初期化しています。

クイズの問題を出す

下のプログラムを、追加して下さい。

まずは、「クイズゲーム」と言って始まります。

「番目 = 5」まで繰り返します。変数「番目」は0から始まり、繰り返すごとに1ずつ上がっていくので、結局5回繰り返したら終わりということになります。

変数「選ばれた番号」に「1から”問題の長さ”までの乱数」を入れていますが、ここで「問題の長さ」とはリスト「問題」のデータ数のことを表しています。リストには「7つ」データが入っていますので、結局「1から7までのランダム数」を変数「選ばれた番号」に入れていることになります。

次のブロックでは、上記でランダムに番号番目のリスト「問題」のデータを取ってきて、それを聞いて待っています。

「聞いて待つ」ブロックは、実行されると、入力枠が出てきて入力待ちになります。そこで入力したデータが、水色の「答え」ブロックの中身に入ります。

「聞いて待つ」ブロックについては、別の記事で詳しく解説しています。

「聞いて待つ」ブロックについて

答えを判定

下のプログラムを、下のところに挿入してください。

水色の「答え」ブロックの中身と、リスト「答え」の「選ばれた番号」番目を比べてます。

リスト「問題」とリスト「答え」は対応していますので、「問題」と同じ番号の「答え」を調べて、それが今答えた水色の「答え」と合っているかどうかを判定します。

合っていれば正解の処理、間違いなら不正解の処理をします。正解の方では、変数「正解数」を1上げることで、正解の数をカウントしています。

選ばれた番号のリストデータを削除

下のプログラムを、下のところに挿入してください。

先ほど選ばれた番号の「問題」と「答え」のデータは、また出ないようにリストから削除しておきます。こうすることで、次に選ばれるデータはそれ以外の残り物から選ばれることになります。

5回クイズが終わったときの処理

下のプログラムを、最後に追加してください。

「おわり~」といって、最後に変数「正解数」と「問正解したよ」を組み合わせた文字を言わせて、何問正解したかが分かるようにしています。

プログラム確認

緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。

  • 緑の旗を押してスタートすると、クイズが始まる
  • リスト「問題」の中から、ランダムに問題が選ばれて出題される
  • 答えが合っていれば正解、間違っていれば不正解になる
  • 5回クイズが終わったらゲーム終了し、正解数を最後に言う

クイズ本体のプログラムはこれで完成です。

おめでとうございます。これでゲーム完成です。

すべてのプログラム(完成コード)

リミックスのポイント

クイズの回数を変える

下の数字を変えてみましょう。クイズの回数が変わります。

クイズの問題を増やす

下の数字を変えてみましょう。リスト「問題」とリスト「答え」に、対応するようにデータを追加するとクイズを増やせます。

今回は、中級の第10回ということで、「クイズゲーム」を紹介しました。次回もお楽しみに♪

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