
完成品の確認
1キー、2キーを交互に連打:前に進む
「ケンちゃん」と「ねこ」が左に並んでスタートします。「ねこ」は敵で自動で進むので、右にある白テープに先につければクリアです。
準備をしよう
下のURLをクリックして、スクラッチを開いてください。
https://scratch.mit.edu/projects/809323593/editor/
プログラミングする
「ケンちゃん」のプログラム
初めの設定、1,2キー交互押しで前に進む
初めの設定で左の方に位置を取ります。その後、下のようにすると、1,2キー連打で前に進むことができます。下のプログラムを入れて下さい。

「〇まで待つ」ブロックで、1キーが押されるまで待って、押されたら右に進みます。
ここでは、キーを長押ししても反応しないようにするため、「1キーが押されたではない、まで待つ」としています。こうすると、1キーが押されていない状態になるまで、次に進まなくなります。
ゲームクリアとゲームオーバー
メッセージで「ケンちゃんの勝ち」と「ねこの勝ち」を作ります。下のプログラム入れて下さい。

あとで「ゴールライン」からメッセージを送りますので、ここでは受け取ったときの処理を先に作っています。
プログラム確認
緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。
- 1, 2キーを交互に押すことで、「ケンちゃん」が前に進む
- 1, 2キーの長押しは反応しない
「ケンちゃん」のプログラムはこれで完成です。
「ねこ」のプログラム
初めの設定、ランダムで動かす
初めの設定後に、ランダムな動きを作っています。
まずは、下のプログラムを入れて下さい。

乱数を使って1~3までの数をランダムに選び出して、変数「動き種類」の中に入れています。
その後、条件分岐の処理があり、その変数の中身が「1」なら「20」進む、「2」なら「10」進む、それ以外、つまり「3」なら「5」進むようにしています。
これを0.2秒ごとにやっていますので、毎回「動き種類」はランダムに決まるので、ねこの動きは速くなる時もあれば遅くなる時もある、というようなランダムな動きになります。
プログラム確認
緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。
- 「ねこ」がランダムな速さで、自動で進む
- 足がパタパタするアニメーションがついている
「ねこ」のプログラムはこれで完成です。
「ゴールライン」のプログラム
初めの設定、どちらが勝ったかの判定
まずは、下のプログラムを入れて下さい。

初めの設定で太くして、右の方に位置を決めておきます。
「ケンちゃん」が先に触れたら、メッセージ「ケンちゃんの勝ち」を送り、「ねこ」が先に触れたら、メッセージ「ねこの勝ち」を送ります。
メッセージの先は、「ケンちゃん」で受け取って、具体的な処理を作ってあります。
プログラム確認
緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。
- 「ケンちゃん」が先に着いたら、ゲームクリアになる
- 「ねこ」が先に着いたら、ゲームオーバーになる
「ゴールライン」のプログラムはこれで完成です。
おめでとうございます。これでゲーム完成です。
すべてのプログラム(完成コード)



リミックスのポイント
「ケンちゃん」の速さを変える
下の数字を変えてみましょう。「ケンちゃん」の進む速さが変わります。

「ねこ」の速さを変える
下の数字を変えてみましょう。「ねこ」の進む速さが変わります。

今回は、中級の第1回ということで、「横レースゲーム」を紹介しました。次回もお楽しみに♪