準備をしよう
下のURLをクリックして、「paiza.IO」を開いてください。
https://paiza.io/ja/projects/new
学習内容
リストとは
リストとは、複数のデータをまとめるための仕組みです。
学習上のイメージとしては、「棚」です。棚には段があるので、何段目かを指定してデータを入れておいたり、取り出して使ったりすることができます。
リストに入っている1つ1つのデータのことを「要素」といいます。また棚段の番号を「インデックス」や「添え字」といいます。インデックスは「0」から始まるので注意が必要です。
例えば、リスト「フルーツ」の中に、順番に「”りんご”」「”みかん”」「”すいか”」という文字列データが入っているとすると、下のようになります。
「0」番目:”りんご”
「1」番目:”みかん”
「2」番目:”すいか”
リストの初期化
リストの初期化を行います。
イメージ
「fruits」という棚に、”りんご”、”みかん”、”すいか”の3つの要素を入れます。
書き方
以下のように書きます。
- リストを代入するための変数です。
- “apple”、”orange”、”melon”の3つの要素が入ったリストを生成しています。[]は、配列を生成するための特別な記号です。
※ 右辺でリストを生成し、左辺の変数に代入しています。リストを変数に代入する、というのは変な気もしますが、そのように理解してください。
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。
fruits = ["apple", "orange", "melon"]
要素の取得
リスト内の要素を取得するためには、以下のように書きます。
例えば、先ほどのリスト「fruits」の「0」番目にある”apple”にアクセスしたいときは、下のように書きます。(※要素番号は、先頭が「0」から始まることに注意)
それでは、リスト内の要素を表示します。print()を使います。
書き方
以下のように書きます。
- 「print()」で、()内のデータをコンソール画面に表示します。
- 「リスト名[要素番号]」で要素が取得できます。「0」番目は”apple”が入っているので、「apple」と表示されます。
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。
print(fruits[0])
実行結果
コードを実行してみましょう。
apple
※ fruits[1]、fruits[2]も確認してみて下さい。要素がない fruits[3] も試してみるとよいです。
要素数の取得
リストは、その要素数を扱えると便利なことが多いです。
要素数の取得について、見ていきましょう。
書き方
以下のように書きます。
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。例のように、print()で確認しましょう。
num = len(fruits)
print(num)
実行結果
コードを実行してみましょう。
3
要素の追加
すでに作成したリストに要素を追加します。
書き方
以下のように書きます。
先ほどのリスト「fruits」に新しく「”grape”」というデータを追加したいときは、以下のようになります。
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。例のように、print()で確認しましょう。
fruits.append("grape")
print(fruits)
実行結果
コードを実行してみましょう。
['apple', 'orange', 'melon', 'grape']
末尾に”grape”が追加されていることが分かります。
要素の削除
リストから指定の要素を削除します。
書き方
以下のように書きます。
先ほどのリスト「fruits」内の「”apple”」を削除したいときは、以下のようになります。
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。例のように、print()で確認しましょう。
fruits.remove("apple")
print(fruits)
実行結果
コードを実行してみましょう。
['orange', 'melon', 'grape']
末尾に”apple”が削除されていることが分かります。
コード全体
練習
fruits = ["apple", "orange", "melon"]
print(fruits[0])
num = len(fruits)
print(num)
fruits.append("grape")
print(fruits)
fruits.remove("apple")
print(fruits)
実行結果
apple
3
['apple', 'orange', 'melon', 'grape']
['orange', 'melon', 'grape']
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まとめ
以上になります。今回はリストについてお伝えしました。
今回扱ったものはリストを使うための基本です。概念が理解できたら、どんどん書いてみてください。自然と身についていきます。