準備をしよう
下のURLをクリックして、「paiza.IO」を開いてください。
https://paiza.io/ja/projects/new
学習内容
組み込みオブジェクトの一覧
よく使うものを取り上げて学習していきます。下のリストのものを順番に見ていきます。
オブジェクト名 | 説明 |
---|---|
Date | 日付に関連するオブジェクト |
Math | 計算に関連するオブジェクト |
Array | 配列に関連するオブジェクト |
String | 文字列に関連するオブジェクト |
今回は「Stringオブジェクト」を扱います。
Stringオブジェクト
生成方法
ダブルクォート、シングルクォートで囲った文字列は、Stringオブジェクトの機能を使うことができます。
※ 厳密には、文字列とStringオブジェクトは異なります。文字列のラッパーオブジェクトとしてStringオブジェクトがあり、相互に深い関係を持っているので、互換的に機能を使えます。
生成方法は、”hello”のようにダブルクォート(シングルクォート)で文字列を囲むと生成されます。「new」キーワードでStringオブジェクトを生成することもできますが、あまり使われません。
具体的に見てみましょう。
「hello」という文字列を、strという名前で保存しています。
利用方法
Stringオブジェクトのメソッドを使う方法は、以下の通りです。
実際の例を見てみましょう。
先ほどの例で生成した文字列の「indexOfメソッド」を呼び出しています。このメソッドは、引数で渡した文字が、その文字列の何番目かを返します。(0から数えます)
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。
let str = "hello";
console.log(str.indexOf("h"));
console.log(str.indexOf("o"));
実行結果
コードを実行してみましょう。
0
4
“hello”に対して”h”と”o”は、それぞれ「0番目」と「4番目」であることが分かります。
メソッドの一覧
一覧
メソッド | 説明 |
---|---|
toLowerCase() | 対象の文字列をすべて小文字に変換して返す |
toUpperCase() | 対象の文字列をすべて大文字に変換して返す |
charAt() | 対象の文字列の(引数で渡した数字)番目の文字を返す(先頭は0番目) |
indexOf() | 引数で渡した文字が、対象の文字列の何番目にあるかを返す(先頭は0番目) |
slice() | 対象の文字列の(引数で渡した数字)番目以降を切り出して返す |
split() | 対象の文字列を、引数で指定した区切り文字で切り分け、結果を配列として返す。 |
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。
// 文字列の生成
let str = "hello:HELLO";
// 出力
console.log(str);
console.log(str.toLowerCase());
console.log(str.toUpperCase());
console.log(str.charAt(7));
console.log(str.indexOf('o'));
console.log(str.slice(5));
console.log(str.split(':'));
実行結果
コードを実行してみましょう。
hello:HELLO
hello:hello
HELLO:HELLO
E
4
:HELLO
[ 'hello', 'HELLO' ]
コード全体
まとめ
以上になります。今回は組み込みオブジェクトのStringオブジェクトを紹介しました。
厳密には文字列とSrrayオブジェクトは同じではありませんが、文字列はStringオブジェクトのメソッドを利用することができ、文字列を様々に操作できることが分かったと思います。
概念が掴めたら、いろいろと試してみて下さい。手を動かすと、操作の仕方が身についていきます。