完成品の確認
準備をしよう
下のURLをクリックして、スクラッチを開いてください。
https://scratch.mit.edu/projects/860910513/editor
プログラミングする
「パドル」のプログラム
初めの設定、左右に移動
下のプログラムを入れて下さい。
最初の位置は、画面中央の下の方に設定します。
その後、「ずっと+もし」で、左右キーで左右に動く、を作ります。
プログラム確認
緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。
- 「パドル」が画面中央の下の方に出てくる
- 左キーをおすと、左に動く
- 右キーをおすと、右に動く
「パドル」のプログラムはこれで完成です。
「ボール」のプログラム
初めの設定
下のプログラムを入れて下さい。
ここでのポイントは、向きを「-80から80までの乱数」度にしていることです。
これで、上方向のランダムな向きが設定されます。
ピンポンの動き、ゲームオーバー
下のプログラムを追加して下さい。
先ほど決まった向きの方にずっと10ずつ進ませていきます。「端に触れたら、跳ね返る」ことによって、壁でバウンドするようになります。
「y < -168」の処理は、ボールが下端に行った時の処理で、ゲームオーバーにしています。
パドルに触れたときの動き、ゲームクリア
下のプログラムを入れて下さい。
「パドル」に触れたら、メッセージ「ぶつかったら」を送っています。メッセージの先で、具体的に「バウンドする」動きを作っています。
変数「カウント」が「15」になったら、ゲームクリアになるようにしています。カウントは、後で「ターゲット」を壊したときに「+1」されるように作ります。
パドルでバウンドする
下のプログラムを追加して下さい。
「180 – 向き」という計算をしていますが、これはもとの角度の対称の角度を求める計算です。
例えば、ボールが左上から右下に向かって進んでいる場合、角度は120度ほどになります。
「180度」からこの角度を引くと、「180 – 120」=「60」になりますが、これはちょうどバウンドした後の対称の角度になります。
プログラム確認
緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。
- 「ボール」が上向きのランダムな向きに飛んでいく
- 左・上・右端に当たると、バウンドする
- 下端に当たると、ゲームオーバーになる
- 「パドル」に当たるとバウンドする
「ボール」のプログラムはこれで完成です。
下のプログラムを入れて下さい。
「ターゲット」のプログラム
初めの設定、クローンの生成
下のプログラムを入れて下さい。
まずは位置を「x -170, y125」にしています。
その後、「3回繰り返す」の中に「5回繰り返す」が入っています。5回繰り返しているのは、横に並べる処理です。クローンを作って、xを85ずらす、という処理を5回繰り返すことで、横に5つ並びます。
上記で横の並びが1つできたら、再度xを「-170」に戻して、yを「-50」ずらしています。ここのずらしで縦を2段目に移しています。
この処理を3回やっているので、縦3×横5のクローンを作ることができます。
クローンの動き
下のプログラムを入れて下さい。
クローンは、特に動かさずに当たり判定だけ作っておきます。ボールに当たったら、カウントを1上げます。同時にメッセージ「ぶつかった」も送っているので、「ボール」が跳ね返ります。
プログラム確認
緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。
- ゲームスタートすると、「ターゲット」が縦3×横5の数現れる
- 「ターゲット」が「ボール」に当たると、音が鳴ってカウントが上がって、消える
- その際、「ボール」は跳ね返る(バウンドする)
- 変数「カウント」が「15」になると、ゲームクリアになる
「ターゲット」のプログラムはこれで完成です。
おめでとうございます。これでゲーム完成です。
すべてのプログラム(完成コード)
リミックスのポイント
「ボール」の速さを変える
下の数字を変えてみましょう。「ボール」の進むスピードが速くなります。
「ターゲット」が縦に「4」つになる
下のようにプログラムを追加しましょう。「ターゲット」が縦に「4」つになります。
今回は、中級の第16回ということで、「ピンポンゲーム」を紹介しました。次回もお楽しみに♪