完成品の確認
準備をしよう
下のURLをクリックして、スクラッチを開いてください。
https://scratch.mit.edu/projects/857975086/editor
プログラミングする
「いぬ」のプログラム
初めの設定
下のプログラムを入れて下さい。
画面左上の位置にし、大きさを少し小さくしておきます。
また後に使う変数「重力」を初期化しておきます。
重力をかける
下のプログラムを追加して下さい。
変数「重力」の値分だけ落ちていくようにしていきます。この変数は、繰り返すたびに、0.5だけ変わりますので、だんだんと一度に落ちる大きさが大きくなり、重力がかかっているような動きになります。
下まで落ちたらゲームオーバー
下のプログラムを追加して下さい。
先ほどの繰り返しの後に、アウトの処理を作っています。繰り返しの終了条件が、「y < -210」なので、「いぬ」の y位置が「-210」よりも低くなったら、繰り返しが終了し、このアウト処理に実行されます。
「障害物」に当たったらゲームオーバー
下のプログラムを追加して下さい。
先ほどの繰り返しの中に、「もし」ブロックでアウト処理をいれておきます。
スペースキーでジャンプ
下のプログラムを入れて下さい。
ジャンプしたときに、変数「重力」を「0」にします。その後、上にふわっと浮かぶように、繰り返しでy座標を増やしています。
ここでは、メッセージ「ジャンプ」を用意していますが、これは、あとで別の形でもジャンプできるようにするための仕掛けです。
カウントダウンの設定
下のプログラムを追加して下さい。
変数「タイム」を「30」から始めて1秒ごとに下げていき、「0」になったらゲームクリアにします。
ステージの設定
下のプログラムを追加して下さい。
「タイム」ごとに「ステージ」を設定します。ステージ「1」から始まり、タイムが「20」より小さくなったらステージ「2」、タイムが「10」より小さくなったらステージ「3」になるようにしています。
プログラム確認
緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。
- 「いぬ」が画面左上からスタートし、重力がかかったように下に落ちていく
- 下の方までいくと、ゲームオーバーになる
- スペースキーをおすと、ジャンプできる
- タイム「30」から始まり、カウントダウンしていく
- タイム「0」になると、ゲームクリアになる
「いぬ」のプログラムはこれで完成です。
「ジャンプボタン」のプログラム
下のプログラムを入れて下さい。
このスプライトが押されたら、メッセージ「ジャンプ」を送るようにします。
先ほど「いぬ」に「ジャンプ」を受け取った後に具体的なジャンプの処理を作っていますので、これで「ジャンプボタン」を押すことでも 、ジャンプできるようになりました。
「ジャンプボタン」のプログラムは、これで完成です。
「障害物」のプログラム
初めの設定、クローンの生成
下のプログラムを入れて下さい。
初めの設定として、本体を隠して、横の位置を右端の方にしています。
その後、「ステージ」ごとに待つ時間を変えて、クローンをしています。
- ステージ「1」なら、2秒ごとにクローン
- ステージ「2」なら、1秒ごとにクローン
- ステージ「3」なら、0.5秒ごとにクローン
クローンの動き
下のプログラムを入れて下さい。
y座標を「-50~50」の乱数にすることで、クローンされた障害物の上下の位置を変えて、中央の通過エリアの位置を変えています。
その後は、「x < -250」、つまり左端の方まで左にずっと動かしています。
「-7 * (ステージ)」と計算式を入れることで、ステージごとにスピードを変えることができます。
- ステージ「1」の場合: 「-7 * 1」= 「-7」
- ステージ「2」の場合: 「-7 * 2」= 「-14」
- ステージ「3」の場合: 「-7 * 3」= 「-21」
クリア時、アウト時の処理
下のプログラムを入れて下さい。
これで「クリア」か「アウト」になったら、障害物が止まります。
プログラム確認
緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。
- 「障害物」が一定の間隔で右から出てくる
- 出てきたら、右から左に進んでいく
- ステージが上がるにつれて、出てくるタイミングと進むスピードが速くなる
- 「いぬ」が「障害物」に当たると、ゲームオーバーになる
「障害物」のプログラムは、これで完成です。
おめでとうございます。これでゲーム完成です。
すべてのプログラム(完成コード)
リミックスのポイント
「障害物」について、ステージごとに色が変わる
下のようにプログラムを追加しましょう。ステージごとに「障害物」の色が変わります。
「障害物」の速さを変える
下の数字を変えてみましょう。「障害物」の進むスピードが速くなります。
今回は、中級の第15回ということで、「フラッピーゲーム」を紹介しました。次回もお楽しみに♪