JavaScript

【JavaScript】組み込みオブジェクト1(第11回)

組み込みオブジェクトについての学習をします。(Dateオブジェクト)

準備をしよう

下のURLをクリックして、「paiza.IO」を開いてください。
https://paiza.io/ja/projects/new

学習内容

組み込みオブジェクトとは

JavaScript側であらかじめ用意されているオブジェクトです。

第10回オブジェクトの回では、自分でオブジェクトを作る方法をお伝えしましたが、だれでも共通してよく使うオブジェクトは、組み込みオブジェクトとしてあらかじめ準備してあります。

組み込みオブジェクトの一覧

よく使うものを取り上げて学習していきます。下のリストのものを順番に見ていきます。

オブジェクト名説明
Date日付に関連するオブジェクト
Math計算に関連するオブジェクト
Array配列に関連するオブジェクト
String文字列に関連するオブジェクト

今回は「Dateオブジェクト」を扱います。

Dateオブジェクト

生成方法

「new Date()」と書くと、Dateオブジェクトが生成されます。それを「オブジェクト名」の変数に代入します。具体的に見てみましょう。

Dateオブジェクトを生成して、変数「date」に保存しています。これでDateオブジェクトが使えるようになりました。

※ 単純に「new Date()」とすると、現在の時間を表すDateオブジェクトが生成されます。指定の時間にしたい場合は、引数に「new Date(yyyy, mm, dd)」のように入れて生成します。

利用方法

オブジェクトには、さまざまなメソッドがあります。これらのメソッドを利用することで、便利な機能を使うことができます。

オブジェクトのメソッドを使う方法は、以下の通りです。

実際の例を見てみましょう。

さきほどの例で考えると、生成したDateオブジェクトである「date」の「getFullYearメソッド」を呼び出しています。このメソッドは、そのDateオブジェクトの「年」データを返します。

練習

paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。

let date = new Date();
let year = date.getFullYear()   

console.log(date);
console.log(year);
実行結果

コードを実行してみましょう。

2023-11-22T13:16:20.674Z
2023

console.log()で出力してみると、Dateオブジェクト全体では詳細な情報が取れており、「getFullYear()」メソッドでは「年」データのみが取れているのが分かります。

メソッドの一覧

一覧
メソッド説明
getFullYear()「年」データ
getMonth()「月」データ
※ 0~11で表すため、実際には「+1」する
getDate()「日」データ
getHours()「時」データ
getMinutes()「分」データ
getSeconds()「秒」データ
練習

paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。

// Dateオブジェクト生成
let date = new Date();

// メソッド利用して、各データを取得
let year = date.getFullYear()   // 年   
let month = date.getMonth() + 1 // 月
let day = date.getDate()        // 日
let hour = date.getHours()      // 時
let minute = date.getMinutes()  // 分
let second = date.getSeconds()  // 秒

// 出力
console.log(date);
console.log(year);
console.log(month);
console.log(day);
console.log(hour);
console.log(minute);
console.log(second);
実行結果

コードを実行してみましょう。

2023-11-22T13:27:35.490Z
2023
11
22
13
27
35

※ 上記の値は、記事作成時に実行したときに出力されたものです。

コード全体

まとめ

以上になります。今回は組み込みオブジェクトについてお伝えしました。

なかでも今回は「Date」のみ紹介しました。他にも便利に使えるオブジェクトがたくさんありますので、この後シリーズ的に紹介していきます。

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