Scratch【中級】

【中級者向け】くだものカットゲームの作り方(第13回)

対象:中級者向け
ブロック数:89こ

完成品の確認

操作方法

マウスポインター:矢印を動かす
クリック:くだものをカットする

「すいか」と「みかん」が下から飛んでくるので、下に落ちる前にクリックしてカットします。

準備をしよう

下のURLをクリックして、スクラッチを開いてください。
https://scratch.mit.edu/projects/850694503/editor/

プログラミングする

「ケンちゃん」のプログラム

ゲームのオープニング

下のプログラムを入れて下さい。

ゲームのオープニングとして、ケンちゃんを登場させて喋らせます。

変数の初期化、位置を真ん中にして、セリフを言わせています。

ゲーム中

下のプログラムを追加して下さい。

ケンちゃんを画面右上に小さくして移動させておきます。

その後は、タイムをカウントダウンして、0になるまで待っています。

ゲームのエンディング

下のプログラムを追加して下さい。

ケンちゃんをもう一度真ん中に戻して、セリフを言わせます。

セリフの中で、スコアの発表をしています。「〇と〇」ブロックを使うと、文字を連結することができます。

プログラム確認

緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。

  • 「ケンちゃん」がセリフを言ってスタート
  • 「ケンちゃん」が少し小さくなって、画面の右上にいく
  • 「タイム」が「30」から始まり、1ずつ下がっていく
  • 「タイム」が「0」になったとき、「ケンちゃん」が真ん中に戻る
  • 「スコア」が発表される

「ケンちゃん」のプログラムはこれで完成です。

「すいか」のプログラム

上に飛んでくる動き、下に落ちていく動き

下のプログラムを入れて下さい。

ゲームスタート時は、もとコスチュームにして隠しておきます。下から飛び出すようにするので、まずは下に潜り込ませて画面外にしておきます。

数秒後に表示し、上に飛んでくるようにしています。

追加で以下のプログラムを入れて下さい。

上の位置で少し待たせた後、下にだんだん落ちるようにしています。

ここでは、「重力」という変数を使って、下に落としていますが、こういう作り方をすると、重力を表現できます。

カットできるようにする

下のプログラムを入れて下さい。

「すいか」がクリックされたとき、コスチュームがもともとのもの(「watermelon-a」)なら、音を出して「スコア」を上げています。

ここでポイントは、コスチュームを変えていることです。 「watermelon-b」はカットされた「すいか」のコスチュームなので、カットされたように見せることができます。そしてこの処理はコスチュームが「watermelon-a」のときだけにしているので、もう一度押してもカットはできないようになります。

ゲームが終わった時の処理

下のプログラムを入れて下さい。

これでゲームが終わったら、消えて動きを止めることができます。

プログラム確認

緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。

  • 「すいか」が一定の間隔で、上に飛んで出てくる
  • 少し待った後に、重力かかったように落ちる
  • 「すいか」をクリックすると、カットできて「スコア」が上がる
  • 「タイム」が0になったら、消える

「すいか」のプログラムは、これで完成です。

「みかん」のプログラム

「みかん」は先ほどの「すいか」とほぼ同じなので、プログラムをすべてコピーして持ってきてください。

その上で、下の箇所だけ変更していきます。

プログラム確認

緑の旗を押して、動きを確認してください。以下が確認できればOKです。

  • 「みかん」も「すいか」同様に動いている
  • 出てくるタイミングがより少なくない
  • 落ちるタイミングがより速い
  • 落ちるスピードがより速い
  • カットしたら「スコア」が2上がる

「すいか」のプログラムは、これで完成です。

おめでとうございます。これでゲーム完成です。

すべてのプログラム(完成コード)

リミックスのポイント

より高い位置に来るようにする

下の数字を変えてみましょう。「すいか」がより高いところまで来ます。

動きを遅くする

下の数字を変えてみましょう。「すいか」がよりゆっくり落ちていきます。

今回は、中級の第13回ということで、「くだものカットゲーム」を紹介しました。次回もお楽しみに♪

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