MakeCode Arcade【Tips】

【初心者向け】発射体の設定1(Tips)

MakeCode Arcade(メイクコードアーケード)(以下、アーケード)における「発射体の設定」(弾の出し方)について解説します

準備をしよう

下のURLをクリックして、アーケードを開いてください。
https://arcade.makecode.com/S57509-05983-17599-91640

出てきた画面の上にある「Edit Code」ボタンを押して、プロジェクトを開いてください。

発射体とは

発射体とは、ゲーム中に自動で動くキャラクターのことです。

シューティングゲームで考えると、遠くから出てくる敵やこちらから飛ばす弾(たま)などは、この発射体で作ります。

今回は、弾の出し方について解説します。

発射体を登場させる

スプライトの設定を下のようにしておいてください。

名前: 勇者
画像: 下図のもの
タイプ: Player

スプライトの設定については、別の記事で詳しく解説しています。

スプライトの設定について

Aボタンを押したとき

カテゴリ「コントローラー」から「Aボタンが押したとき」ブロックを出します。

Aボタンを押すと、ここに入れたものが実行されます。

発射体を登場させる

カテゴリ「スプライト」の「発射体」から以下のブロックを出します。

これを先ほどの「Aボタンが押したとき」ブロックに入れて下さい。

名前の設定

まずは発射体の名前を設定します。

今回は弾として登場させるので「たま」としておきます。

画像の設定

次に画像を設定します。以下の画像を設定してください。

位置の設定(どこから発射されるか)

発射元の位置を設定します。どこのスプライトから発射させるかをメニューの中から選びます。

ここでは、「勇者」に設定しておきます。

進む向きと速さ

「速度 vx〇, vy〇」のところで設定しますが、もともとは以下のようになっています。

ただこのままだと、右下に飛んで行ってしまいます。

アーケードでは、「向き」の概念がなく、vxとvyの関係で向きが決まります。

「vx: 50, vy: 50」であれば、斜めに右下に進むことになります。

右にまっすぐ進ませたい場合は、vyは設定せずに「vx: 50, vy: 0」とします。

縦に働く力がないので、そのまま横に進むようになります。

タイプを設定する

カテゴリ「スプライト」の「重なり」から「〇を〇タイプにする」ブロックを出します。

先ほどのブロックのすぐ下に入れて下さい。

まずは、設定する対象を選びます。ここでは、「たま」です。

次に、どのタイプにするかを選びます。ここでは、「Projectile」にしてください。

実は、発射体で作ったものは、もともとタイプも「Projectile」になっているので、この設定は必要ありませんが、明示的に設定しておきました。

タイプの設定については、別の記事で詳しく解説しています。

タイプの設定について

「スプライト」とのちがい

上図の上のブロックは「スプライト」を作成するブロック、下のブロックは「発射体」を作成するブロックです。

両者の違いは、発射体の方には「どこから出すか(位置)」、「どういう動きをさせるか(速さ)」を決める項目があるところです。

また発射体の場合、以下のことも自動で設定されています。
・壁設定をしているタイルに触れたとき、自動で破壊される
・ステージの端(上下右左のすべての端)に触れたとき、自動で破壊される

すべてのプログラム(完成コード)

まとめ

以上になります。「発射体」は、アーケード独特の概念ですが、覚えるといろんなゲームが作りやすくなります。

この記事で雰囲気を覚えていきましょう。

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