準備をしよう
下のURLをクリックして、「paiza.IO」を開いてください。
https://paiza.io/ja/projects/new
学習内容
ディクショナリとは
ディクショナリとは、要素に「キーと値」をセットにして入れるリストです。
例えば、ある人の情報をリストとしてまとめて扱うとき、何番目にどの情報を入れたかが分からなくなりやすいです。そこで、データをキーとセットで入れておくと、取り出すのが簡単になります。
普通のリストとの違いは、インデックスを「0」「1」「2」という数値だけではなく、「”name”」「”age”」「”hobby”」のように文字列でも指定できるところです。
こうすることで、そのデータが何番目に入っているかを意識することなく、取り出すことができます。
ディクショナリの初期化
ディクショナリの初期化を行います。
書き方
以下のように書きます。
- 右辺を{}の記号で囲みます。これでディクショナリを生成する、ということになります。
※ リストは[]の記号でしたが、ディクショナリは{}の記号です。 - キーと値をセットで書きます。
具体的に見ていきましょう。例えば、ある人の情報をまとめるディクショナリ「person」を作る場合、次のようになります。
- {}の記号でディクショナリが生成します。
- 「”name”」というキーにしています。※キーに文字列を設定する場合、「”〇”」(ダブルもしくはシングルクォート)が必要です。
- 「”name”」のキーに「”taro”」の値を設定しています。
これで、名前は”taro”、年齢は28、趣味は”music”、という意味をもつディクショナリを生成して、変数「person」に保存することができました。
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。
person = {
"name": "taro",
"age": 28,
"hobby": "music"
}
要素の取得
ディクショナリ内の要素を取得するためには、以下のように書きます。
先ほどのディクショナリ「person」の”taro”を取得ときは、下のように書きます。
「person」の「”name”」、意味としても分かりやすいですね。
それでは、この要素を表示してみます。print()を使います。
書き方
以下のように書きます。
- 「print()」で、()内のデータをコンソール画面に表示します。
- 「ディクショナリ[キー]」で要素が取得できます。「”name”」キーには「”taro”」が入っているので、「taro」と表示されます。
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。
print(person["name"])
実行結果
コードを実行してみましょう。
taro
※ person[“age”]、person[“hobby”]も確認してみて下さい。
要素の追加
すでにあるディクショナリに要素を追加します。
書き方
以下のように書きます。
先ほどのリスト「person」に新しく「”height”」(身長)という要素を追加してみましょう。
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。
person["height"] = 170
print(person)
実行結果
コードを実行してみましょう。
{'name': 'taro', 'age': 28, 'hobby': 'music', 'height': 170}
「’height’: 170」の要素が追加されているのが分かります。
要素の削除
ディクショナリから要素を削除します。
書き方
以下のように書きます。
先ほどのリスト「person」から「”hobby”」の要素を削除してみましょう。
練習
paiza.IOに、以下のコードを入れて下さい。
del person["hobby"]
print(person)
実行結果
コードを実行してみましょう。
{'name': 'taro', 'age': 28, 'height': 170}
「’hobby’: ‘music’」の要素が削除されているのが分かります。
コード全体
練習
person = {
"name": "taro",
"age": 28,
"hobby": "music"
}
print(person["name"])
person["height"] = 170
print(person)
del person["hobby"]
print(person)
実行結果
taro
{'name': 'taro', 'age': 28, 'hobby': 'music', 'height': 170}
{'name': 'taro', 'age': 28, 'height': 170}
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まとめ
以上になります。今回はディクショナリについてお伝えしました。
ディクショナリはリスト同様、よく使われます。ここに上げたものは基本的な使い方なので、概念が理解できたら応用的なものにチャレンジしてみて下さい。